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MRって何?【MRの評価や責任について。】

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Medical Representatives?

MRってどんな仕事か名前からではよく分かりませんよね。

Medical Representatives 医薬情報担当者の略でMRと呼んでいます。

カタカナにするとメディカル・レプリゼンタティブです。

 

MR認定センターの定義は以下の様に記載されています。

MR(Medical Representatives)は、製薬企業の営業部門に所属しています。最近では、人材派遣会社から派遣されて製薬企業で働いている人もいます。

MRの仕事は医療機関を訪問することにより、自社の医療用医薬品を中心とした医薬情報(医薬品およびその関連情報)を医療関係者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師など)に提供し、医薬品の適正な使用と普及を図ること、使用された医薬品の有効性情報(効き目や効果的な使い方)や安全性情報(副作用など)を医療の現場から収集して報告すること、そして医療現場から得られた情報を正しい形で医療関係者にフィードバック(伝達)することなどを主な業務としています。

引用:MR認定センター

端的にまとめると

  1. 製薬会社の営業部門や人材派遣会社に所属
  2. 医薬情報を医療関係者に提供・収集する

提供・収集する情報とは

  1. 医薬品の適正な使用と普及を計る
  2. 有効性情報&安全性情報の収集も行いフィードバックする

といったものになります。 

 

病院にいった時にスーツ着たサラリーマンを見たことがありませんか?見たことのない人は医院のはやっている医院の営業終了時間に覗いてみてください。彼らがMRです。

 

MRの細かい仕事内容については

過去記事:医薬情報担当者の1日って?MRってどんなスケジュールで働いているの?

を参照ください。私たちの1日が分かるかと思います。

 

MRの評価について、どうやってボーナスきまるの?

最近までは医薬品の適正な使用と普及を計るという部分の普及(売上)が評価される会社がほとんどでした。

 

売上:プロセス評価、安全性情報評価=9:1という会社がほとんどでした。未だに売上の評価は多いですが、少しづつ安全性評価やプロセスへの評価は上がってきています。

以下に添付するのは各社の評価項目に何を重視しているのか表したものです。

 

f:id:HKS17881:20200401105828j:plain出典:2019年版 MR白書-MRの実態および教育研修の本調査-

業績評価の割合は平均44.2% と最も多く締めています。しかしながら50%は切ってきています。売上重視の傾向は100~299名規模の中小企業が多く、逆に大企業とスタートアップの様な小さな企業で少ないです。

行動プロセスに関しては大きな企業ほど重視する傾向にあるようです。しかしながら安全性情報を表すPMSは大企業になるほど低評価になっています。

これは時代の流れを鑑みても大企業が反省しなければならない点です。これから大きく変わってくることが予想されます。

厚労省が示しているMRの定義ではMRの目的の第一のものとして「医薬品の適正な使用に資する」と記載があり、国と企業の売上中心の評価方法に乖離が見られています。近い将来是正されるはずです。

※厚労省が示すMRの定義

医薬情報担当者とは、医薬品の適正な使用に資するために、医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し、提供することを主な業務として行う者をいう。

「医薬品等の製造販売後安全管理の基準に関する省令」
(厚生労働省令第135号)より

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MRが負っている責任って何?

負っている責任に関しても医薬品の適正な使用と伝播、フィードバックにつきます。この時の適正使用には有効性情報、安全性情報という二つのものを含みます。

サリドマイド、スモン等に関する薬害事件の多くは安全性情報の収集とフィードバックがうまく機能しなかったために、被害が拡大しています。MRは一番最初に情報取得を行うものとして強い役割と責任を求められていることを教育されます。

人数とMR認定資格者ってどれくらいいるの?

2009‐2018年のMR数の推移が以下グラフになります。

 

f:id:HKS17881:20200401082936j:plain出典:2019年版 MR白書-MRの実態および教育研修の本調査-

最新版の2018年データによると現在MR数は6万人を切りました。2013年の65,752人をピークとして減少傾向に転じ、5年で5000人減っております。特許切れによる問題や開発費の問題、時代の変化によりMRは変革を求められているといった背景から確実にMR数はへっております。

MR活動にMR認定証は必須ではありませんが、98%の取得率から解る様に資格はMRにとって必須になっています。 

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有資格者MR推移・医師、看護師、薬剤師MRってどれくらいいるの?

こちらの表は医師、看護師、薬剤師とMR認定資格の両方を持つ人数を示しています。

f:id:HKS17881:20200401084154j:plain出典:2019年版 MR白書-MRの実態および教育研修の本調査-

 2010年2011年は薬学部が4年生から6年生に移行した際に生じた狭間の期間です。そのため、数が減少するとともに対応を迫られる2009年の薬剤師数は最も多くなっています。

MRの10%弱は薬剤師です。入社時はもっと比率が高いですが、MRをやめたり、独立する薬剤師MRも多いのでこれくらいになっていることが想像できます。

逆に薬剤師は約30万人全国にいるとされているので、薬剤師の1.7%程はMRをやっていることになります。

内資と外資どっちでMR数が減っているの?

f:id:HKS17881:20200401083608j:plain出典:2019年版 MR白書-MRの実態および教育研修の本調査-

 

MRが所属する約200社の人数割合の変化を示しています。2014年から4年間で内資2,030人 外資2,197人減少しています。減少率は内資5.4% 外資9.5%です。 外資は10人に1人がいなくなっています。雇用に対して外資は労働組合がない企業も多く流動的です。外資らしさが表れています。

関連記事:MR職の雇用の安定性について。定年まで働ける?リストラは大丈夫?経験からお話ししますよ。

ちなみに卸の1社はおそらくメディセオさんだと思います。一時期MSへのMR資格の取得を推奨しておりましたが、現在は方向転換しています。それに伴ってMR数も減少しております。

男女比は?

男女比については資料を見つけられませんでした。一般論と経験ですが入社時は男女比5:5の会社がほとんどです。しかしながらライフイベントの中で辞める人は女性の方が多く、最終的な男女比は8:2~7:3くらいになっていると思います。

ただ製薬会社のライフイベントに対する福利厚生は整っていることが多いです。まだまだ足りない部分はあるのかもしれませんが、業界全体として高水準なのは間違いありません。相対的に女性は働きやすい業界だと思います。

関連記事:国内売上TOP10製薬会社の育児休暇期間の比較。企業によって子供と過ごせる時間が違う?

 

ここまでMRの全体像を簡単に紹介させて頂きました。

本記事によってMRに少し詳しくなっていただけ身近に感じて頂けたら幸いです。