仙台うみの杜水族館

皆さんこんにちは。一人でも水族館に入れるチクチクです。今回も一人水族館をやってきました。今回の舞台は宮城県 仙台うみの杜水族館です。
杜って書いて『もり』って読みます。昔『やしろ』って読んで恥をかいたことがあります。
そんな私が仙台うみの杜水族館の魅力を動画多めで紹介します。
アクセス・営業時間・料金

アクセス
アクセスはちょっと悪いかもしれません。在来線で行こうとすると仙台駅から15分位電車に乗って陸前高砂駅か中野栄駅まで移動し、そこから1.5㎞くらい歩くと水族館があります。
私は陸前高砂から徒歩移動をしましたが、駅にはタクシーが沢山とまっているので、それを利用するのも手だと思います。800円位だと思います。
なお中野栄駅からは無料シャトルバスも運行しています。1時間に2本(30分間隔で運行)していますので、時間が合えば中野栄の方が良いかもしれません。※12:00~13:00の間は運行なし 公式サイトのアクセスはこちら
なお周辺に食事処は多くありましたのでランチには困らないと思います。
営業時間
営業時間は09:00~17:00
最終入場は16:30ですのでご注意ください。
入館料金
個人 | 団体(15名以上) | 年間パスポート | |
大人 | 2200円 | 1980円 | 4400円 |
中高生 | 1600円 | 1440円 | 3200円 |
小学生 | 1100円 | 990円 | 2200円 |
幼児(4歳以上) | 600円 | 540円 | 1200円 |
シニア(65歳以上) | 1600円 | 1440円 | 3200円 |
※レディースデーやBIRTHDAY割引、SEIBU PRINCE CLUB カード割引も行っています。詳細は公式サイトをご確認ください。公式サイトの価格表
入場料金は正直高いですね。俗に言うブルジョワ水族館で間違いありません。ただ年間パスポートは非常に安いです。2回行けば元が取れる計算です。多くの水族館の価格設定が3回位なので、間違いなく良心的だと思います。
オタク
個人的評価
飼育生物の特異性:変な生物は少ないが、ところどころにこれは!!!というものがいた。メガ水族館なのでばらけていて特化度は弱いが目玉はいます。 | 4 |
生物のコンディション:すごいいい。長期飼育しているヨシキリザメとかギンサケに欠損があったけどたぶんどうしようもないやつだと思う。 | 4.5 |
展示方法:良い。構造的に考えて作られている。メガ水族館を目指しながらも随所に東北らしい展示を意識した工夫を感じられる水族館。変な生物は少ないが完成度は高い。 | 4.5 |
価格満足度:2200円…まぁギリギリ許容範囲。リピーターに優しい年パスがある点はいいと思います。 | 3.5 |
総合:A+級水族館。年パスかってリピートできると思う。マニア受けというよりは家族連れに焦点をあてて子供が楽しめる水族館だと思う。 | 4.125 |
メガ水族館としての完成度、教育機関としての完成度が非常に高いと思います。ただ、あと一手の特徴が弱いです。もう少し何か尖ればS級なんだと思う。総合力上げすぎて器用貧乏になっている様に感じました。
エントランス
それでは館内紹介に移ります。




展示にも一貫して杜(もり)が表現されていたように思います。

ホヤの養殖を下から眺める形になっています。宮城県はホヤ養殖のシェア8割をとる一大産地です。
最初に、県を象徴する展示を持ってくるのは分かっているな…と感じます。
グッと来た生き物・目玉展示

ただこの水槽を見たとき、『ん?水くすんでない?』と感じました。犯人はすぐわかりました。
大水槽でいきなりグッときてしましました。
スナメリ(目玉展示)

スナメリ自体は海遊館とかで見たことがあったのですが、
大水槽で泳ぐスナメリは非常に優雅でグッときてしましました。
スナメリはアジア圏に広く分布する小型のイルカです。
背びれがなく顔が丸いのでジュゴンのようにも見えます。
この個体はまだまだ若い個体の様で、水槽内のサメやエイを追いかけ遊んでいました。
かわいすぎて、ここだけで30分以上いたと思います。
動画もとってきましたのでご確認ください。
あと動画見ていてイルカなのに結構息継ぎおおいんだなと思いました(笑)。
これはこれで見ていて飽きませんね。
マダラ

確か石巻市って震災前はタラコの出荷量日本一だったと思います。
珍しくなくても状態いいと足が止まりますよね。
ヨシキリザメ
仙台うみの杜水族館はヨシキリザメの長期飼育記録を更新中とのことで、
撮影時点で700日を超えていました。
ただ、円筒水槽の中でぐるぐる回り続けた結果、鼻の欠損と背曲がりが見て取れます。
感染予防の為か水は非常にキレイに保たれていました。恐らく過剰なほど水質管理に気を使われているのだと思います。
実は一番よく食べられているサメで水あげ量はサメ界No.1。かまぼこなんかにされています。
イトヒキアジの幼魚
和名通り幼魚の背鰭と臀鰭が糸状に長く伸びているのが特徴です。
この特徴は成魚になると失われます。成魚は全長1mほどになります。
日本では主に南側で見られる魚で
日本近海では、日本海側は佐渡島、太平洋側は茨木まで見られます。
この個体群は少しずつヒレが短くなってきており幼魚から成魚への変わり始めかと思われます。
なおイトヒキアジの制御の画像は持ち合わせていないのでGoogleの画像検索結果を張ります。
こちらからご確認ください。全然糸引いていないです。
イロワケイルカ(目玉展示2)
日本に5頭しかいないイロワケイルカがここにはいます。なぜかたどり付けず、時間切れになってしまいました…すみません。本当に凡ミスです。
公式サイトのURL張りますのでご容赦ください。そのうちまた行ってとってきます。Google画像検索も張ります。
パンダイルカと呼ばれるイルカで正直珍獣だと思います。いまいちよく分かっていないイルカです。南半球の寒いエリアにいます。
インペリアルゼブラプレコを思い出す強いコントラストが特徴ですね。
その他
総合力勝負の水族館なんで、展示生物には真新しいものがいないのですが、その分展示方法や教育に力を入れているようで、そういった部分にもグッときてしまいました。


アマモ場って生命のゆりかご的な機能をはたすんですが、開発の影響で急激に減少してしまいました。環境保全のために未来の研究者を教育しようという意図が透ける素晴らしい展示でした。
一般受けしそうな生き物・イルカショー
イルカのジャンプとハリスホークのコラボレーションはここでしか見られません。ハリスホークがジャンプしているイルカのそばを飛行するようになるまでには非常に長い訓練が必要だったようです。動画の後半に映っていますのでご確認ください。
正直、ショーの内容は迫力に欠けるかもしれません。技の錬度も最近行った浅虫水族館のカマイルカに負けているような気がします。プールが小さいせいでしょうか?敷地面積の割にショープール小さいような気がしますね。
浅虫水族館のショーが気になる方は浅虫水族館【必見ポイント紹介】をご確認ください。こちらも動画ありますので見てもらえば何となく言っていることを理解いただけるのではないかと思います。

ゴマフアザラシ等の海獣が泳いでいる姿を確認できます。
観察に疲れたらここでゆっくりできますよ。
おわりに

この水族館は家族連れやデートで使える水族館だと思います。特に教育面は非常に整っているので子供の知育に大いに役立つと思います。
オタク