何となくMRって
高給取りのイメージありますよね?
仕事を選ぶ上で働き甲斐や社風など、
無視できない項目は沢山ありますが、
その中でも
年収は無視できない項目の一つですよね!
そこで当記事では
MRの私が実際の年収について
一般的な平均はどれくらい?
30歳の平均年収はどれくらい?
ボーナスはどれくらい?
年収の高い会社はどこ?

こんな疑問に回答します!!
一般的なMRの年収は500-750万円

一般的にMRの平均年収は500万から750万です。
国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると
日本のサラリーマンの平均年収は436万円ですので、
60〜320万円ほど高くなっています。
一部上場企業の
平均年収ですら600万円程度なので
MRは平均年収が
かなり高い集団であることがわかります。
ただ企業間格差もありまして
業界TOPの企業たちは
平均1000万を越えています。

上場製薬会社年収ランキング

有価証券報告書から
従業員数の多い上場メーカーのみを
抜粋して
ランキングを作成いたしました。
順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
1 | 第一三共株式会社 | 1126.6 | 42.9 |
2 | 武田薬品工業株式会社 | 1091.1 | 42.2 |
3 | アステラス製薬株式会社 | 1088.9 | 42.9 |
4 | エーザイ株式会社 | 1037.0 | 44.4 |
5 | 大塚ホールディングス株式会社 | 1032.3 | 43.8 |
6 | 中外製薬株式会社 | 1017.3 | 43.1 |
7 | 塩野義製薬株式会社 | 943.1 | 41.3 |
8 | 小野薬品工業株式会社 | 928.3 | 41.9 |
9 | キョーリン製薬HD株式会社 | 919.6 | 45.3 |
10 | 大日本住友製薬 | 903.1 | 42.8 |
11 | 協和キリン | 861.0 | 42.4 |
12 | 大正製薬HD | 852.7 | 44.6 |

第一三共は1100万円ごえ…
この他にもこの表には載っていませんが、
外資系メーカーとして
ファイザーやノバルティス、ベーリンガー、
アストラゼネカ、サノフィ、イーライリリー等が
上記表と同じような年収ゾーンに有ります。
またMRは転職でのみ就職できる
バイオベンチャー系企業の平均年収は多くの場合1200万を超えます。
年代ごとの年収の参考値
とは言っても上記ランキングは
- 平均年齢が40代
- 高額な報酬を得る社長等の管理職
このような方々も含んでおり
かれらの存在が平均値を
上振れさせている可能性がありますよね。
入社を考えている方々が欲しい情報は
入社してすぐの20代や
戦力となる30歳時の年収ですよね!
しかし20代、30歳時の
公的情報が見つからないため、
Twitterにてアンケート調査を行いました。

皆様ありがとうございます。
20代の年収
20代のMRの皆様に質問です。
— チクチク@お薬ブログ (@mrnetinfo) September 6, 2021
年収はどれくらいですか?
かなりばらつきは見られますが
(900オーバーとかすごいですね!)
600万円ぐらいに中央値がありそうなグラフになりました。
大体25歳くらいだとこれくらいかな?と思いますので
かなり実体験に近いデータだと思います!

新卒&20代の給与水準を紹介します。
20代の昇給イメージ
新卒時の年収(23歳)
基本給:23万×12ヶ月=276万
営業手当:3万×6ヶ月=18万
日当:5万×6ヶ月=30万円
ボーナス:10万×2=20万円
344万円前後
導入研修期間の半年は手当がつかないので
基本給が年収の大半をしめます。
2年目の年収(24歳)
基本給:24万×12ヶ月=288万
営業手当:3万×12ヶ月=36万
日当:5万×12ヶ月=60万円
ボーナス:50万×2=100万円
484万円前後
ここでボーナスと手当日当を
12ヶ月もらうことで150万近く年収UPします。
とはいっても、まだまだ研修期間です。
3−5年目の年収(25-27歳)
基本給:27万×12ヶ月=324万
営業手当:5万×12ヶ月=60万
日当:5万×12ヶ月=60万円
ボーナス:120万×2=240万円
684万円前後
一通りの研修を終わって
独り立ちと見做されるくらいですと
これくらいになります。
徐々にボーナス比率が上がっていますね。
6−7年目の年収(28-29歳)
基本給:30万×12ヶ月=360万
営業手当:5万×12ヶ月=60万
日当:5万×12ヶ月=60万円
ボーナス:150万×2=300万円
780万円前後
日当を含まないと720万円です。

平均的な値ではないでしょうか?

営業成績の良し悪しで
大きく変わってくる世界に入ります。
30歳時の年収
ぶっちゃけると
— チクチク@お薬ブログ (@mrnetinfo) July 10, 2021
30歳で1000万円超える…
閲覧用を抜いて再集計すると
- 〜500万円:7%
- 500-750万円:53%
- 750万円〜:40%

30歳で500万円は超えています。
1000万を超えている人も閲覧用を抜くと
- 1000超:22%
- 1000未満:78%
個人的にはちょっと多い気もするんですが、
希少疾病を扱う外資やバイオベンチャーとかだと
平均が1200万を超えるようなMRもいます。
アンケート1&2を総合すると
- 〜500万円:7%
- 500-750万円:53%
- 750-1000万円:18%
- 1000万円〜:22%
こんな感じでしょうか?
やはり1000超も多いですね!
大体750万前後に
30歳年収の中央値が
ありそうです。(弊社もここですね…)

大体一致しますね。
収入の内訳
MRの収入の基本的な形は
基本給+営業手当+ボーナスです。
その他に各種手当てや福利厚生、営業日当が入ります。
営業手当ては会社によって差がありますが、
5-8万円/月くらいでしょうか?

年間60万から100万円
くらいになります。

弊社の年収1000万円の人の収入の内訳を簡単に書くと
- 基本給600万円
- 営業手当100万円
- ボーナス300万円
大体こんな感じでしょうか。
ボーナスの割合は会社によって異なるので、
場合によっては大きく変動するかもしれません。
ちなみに選べるなら
ボーナスの割合が少ない会社がいいです。
退職金の係数はあくまで基本給にかかりますので、
基本給がいい方が退職金も高くなりますし、
年収の変動も少ないので税金に泣かされることも減ります。

ボーナスでかなり年収は変わる
少しボーナスについても触れましたので、
詳しく解説します。
会社にもよりますが
MRはボーナスで
年収が大きく変わります。
私の会社はボーナス比重が大きいので、
私を例に紹介します。
実は比較的成績の良い営業所に属しているため
ボーナスでかなりいい金額をいただいています。

年間ボーナスでいただいています。
ボーナスの比重が
かなり高い給与体系です。


100万円は簡単に下がります。
つまり年収が100万円変わります。
このようにMRはボーナスで
年収が変わる会社も多いです。
直接年収には反映されない収入
ここまでMRの年収について紹介しましたが、
MRには年収に直接反映されない収入も存在します。

順番に紹介します。
日当という非課税収入が60万円/年
MRには営業手当とは別に
日当という非課税収入が
月5万円ほどあります。
日当は非常に特殊なものでして、日々外回りをする営業職に
みなしの経費として2000円~3000円/外勤日いただけます。
会社によって金額は異なりますが、
大体これくらいの金額です。
2500円×20日の外勤日で
5万円ほどいただくことが出来ますので、
日当だけで60万円相当の年収になります。

+60万(非課税)
くらいもらっています。
福利厚生が馬鹿にならない
余談ですが、製薬会社の福利厚生は充実しています。
健康保険組合の医療費高額療養費制度の上限を
低く設定している会社も多く
月1−3万円の医療費を越えた場合は控除
になる会社ばかりです。
そのため
医療保険に入る必要がないというメリットもあります。
MRの給料をもらっていれば
1-3万の出費はどうとでも対応できます。
医療保険に入るよりお得なことが多いです。
さらに居住用の住宅も
かなりの部分を負担してもらえます。
多くの会社で8割以上は家賃を負担してもらえます。
(各社細則は有ります。)
こちらも
年間100万くらいになります。

100-200万の価値があります!

あとがき

MRは30代で800〜1000万近い給料をいただけます。
さらに福利厚生や日当など年収にのらない収入も多いです。
みなさんが感じていた
以下疑問は解決しましたでしょうか?
一般的な平均はどれくらい?
30歳の平均年収はどれくらい?
ボーナスはどれくらい?
年収の高い会社はどこ?

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。