
俺は社畜、提案たずさえ病院から病院へ〜♪♪
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AGの分類
AGの発売時期
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オーソライズドの意味って?



Authorizedって調べると
認定の、検定済みの、権限を授けられた
引用:weblio英和辞典
という意味らしいです。
つまり先発品会社に認定された後発製品ってことですね!
なおweblioによると
『英検:2級以上の単語学校レベル:大学以上の水準TOEIC® L&Rスコア:600点以上の単語』らしいです。

『認定後発品』でよくない?って本気で思うわ!!

言葉選びのセンス…
AGにも種類(クラス)がある
そして案外知らない人が多そうなのが、AGにも種類があるという点です。
AG=先発品と全く同じと思っていると得意先で恥をかくかもしれません。
AGにはAG1、AG2、AG3というクラスがあります。

AGクラスの分け方

詳しく見ていきます。
AG1
まずAG1です。
これは頭から尻尾の先まで同じ商品です。
違うのは名前と薬価、箱等の包装のみです。
THE・AGといえばAG1と言えるでしょう!
もっとも安心な後発品という意味で異論はないでしょう。
【チク小噺】
ただ、正直これには思うところがありまして…
ここまで同じなら先発品の薬価を下げれば良くない??って話です。
先発→AG1の切り替え作業って意外に手間かかっていると思うんですよ。
本質的には全く同じものに切り替わっているにも関わらず、細かいながらも膨大なコストがかかっています。
- 承認作業
- 製薬会社の営業
- 見積もり
- 処方時の医師&薬剤師間の調整
- コンピュータ設定
- 患者への処方指導
- 患者自身の変化への対応等々
ざっくり考えただけでこんなに出てきます。
なら薬価を下げて対応するだけで、これらのコスト0にできるのに…と思います。

正直無駄なコストに思えて仕方がないんですよね。
生産性あげないところにリソース割かせるのは行政は本当に考えた方が良いです。
AG2
AG2は工場と製造技術が異なります。
ざっくり作り手が違うわけです。
原薬や製法等の材料的な部分は同じです。
わかりやすくチャーハンに例えると
真似するチャーハンと同じレシピと食材を揃えて、
別の人が作ったチャーハンがAG2ですね。


でもプロの料理をレシピと食材同じにして、
プロが再現すればちゃんとした物にはなるじゃん?

AG3
続いて、AG3です。
こちらは工場、技術の他に原薬も違います。
添加物は同じなので、AG2の時と同じくチャーハンに例えるのならば
チャーハンのレシピと香辛料等の食材は一緒ですが、主体となる米が違う感じですね。


AG3の原料が違うっていうのはそれなりのリスクかな。
なお、AG2、AG3 は承認時に
一般的なジェネリック医薬品と同じように生物学的同等性試験を行うことで、品質を保証しています。
まぁ小林化工のように歪められる可能性はありますので、AG1とAG2、3には大きな壁があるといえますね。
逆にいうとこの壁を埋めるだけの歴史的信頼感や技術を持っている会社がこれから残るのかもしれません。

後発会社が信頼回復する方法の1つとしてブロックチェーンがいいんじゃない?って思ってます。
・出荷までの品質試験のデータをブロックチェーンに自動記入
・PTPシートや箱のQRコードから誰でも確認可能こうすれば
改竄不可、ロットごとの適合を薬剤師も確認できる🥰— チクチク@お薬ブログ (@mrnetinfo) May 22, 2021
場合によっては早く発売できる
AGのメリットとして、他競合のジェネリック会社よりも早く発売できることがあります。
ちなみに特許満了が再審査期間より長い場合に可能です。
基本的なイメージとして、再審査期間中は全ての他社は何もすることが出来ません。
この期間は医薬品を評価している期間でもあるので、ジェネリック会社は承認申請をすることすら出来ません。
国のルールなんで、先発会社がOKって言っても『審査中の薬に勝手に他社製造するなんてけしからん!!』と怒られてしまいます。
しかし特許は違います!!
特許に関しては特許者の許諾があれば、申請を出すことが出来ます。
なので、
ねぇねぇねぇ承認申請出させてよ!!
ならレシピ教えるし認可するよ?
こんなことが可能になります。
つまり、先発会社に認められていない会社は特許満了後に承認申請しますが、
AGを作る会社はそれより早い段階で承認申請を行えます。
ジェネリックの薬価収載は6月もしくは12月ですので、
非AG会社より半年早く承認申請を出すことで半年早く発売することが出来ます。
営業的には半年ってかなり大きくて、長期的にシェアを磐石にするにはかなり十分な時間です。

なお特許期間満了が再審査期間満了より早い場合は
このような交渉が行えないので、全てのジェネリックが同時に発売されます。
AGの薬価
2021年現在、後発品の発売時の薬価は、原則として先発品の0.5倍です。
ざっくり半分にされます。
しかしながら、経口薬で10品目以上同時収載される場合は0.4倍となります。
めっちゃ安いですよね。
そして、先程紹介した先行発売が裏目に出る場合もあります。
というのも人気の経口薬の場合、10種類以上多く出ることは少なくありません。
そんな中、先行発売した場合
AGは先発品の0.5倍の薬価
非AGは先発品の0.4倍の薬価
こんなことが起こってしまします。

【チク小噺2】
たった10%の違いですが、
安く売らされる非AG側からすると薄利多売の後発品ビジネスにおいては結構大きな違いになるでしょうし、
AG側からするとシェアを『どうすることもできない薬価』だけで奪われる危険性があるので、双方にとってデメリットになってる気がするんですよね。

なお、もう少し詳しい薬価制度については関連記事をご確認ください。
関連記事:後発品の薬価算定ルール解説
まとめ
いかがでしょうか?
AGの分類
AGの発売時期
AGの薬価
等々についてご理解が深まっていればうれしいです。
個人的にはこれからは、日医工や小林化工が起こした2021年の不祥事により
工場への不安が拭えず少々高くてもAG1がよりシェアをとっていく構図になるような気がしてなりません。