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医師の講演料の相場はいくら?教授/准教授/一般の目安と他業種比較【2025年版】

要点まとめ

  • 相場の目安:教授級10〜15万円、准教授7〜10万円、一般5〜7万円
  • 一般のビジネス講演演者10~15万円、有名演者は3桁も…
  • 根拠:製薬協の透明性公開と各社データ、公開DBで医師名検索が可能

今回のテーマはお医者さんの
講演時の謝礼です…
なんとなく高いイメージあるますよね?

結論から紹介しますと、
医師の講演料は安すぎます。

ドチク子

でも高いイメージ正直あるわ!

チクチク

そうですよね。
かなり製薬業界人が多い私のフォロワーでも
アンケートを取ると半々程度です。

チク子

一般の人は
もっと高いと思っている
割合多そうね!

こんなイメージの原因として考えられるのは、
ランキングサイトや製薬会社との
過去の悪習、メディアの情報が原因でしょう…

医師の講演料は
データベース化されて検索できる
ため、
どれくらい製薬マネーが医師に
流れ込んでいるのか
簡単にわかるようになっています。

そんな中で、講演料ランキングも発表されており
医師と製薬会社の癒着という
悪いイメージもにもつながっています。
ワセダクロニクルさんの
マネーデータベースが有名です。

チクチク

それではなぜ安すぎるのか
理由を見ていきましょう。

もくじ

医師の講演料の相場(教授/准教授/一般の目安)

医師

会社ごとにバラつきはありますが、
大手製薬会社の1時間当たりの講演料は
大体こんなところです。

  • 教授、教授級の医師:15万~10万円
  • 准教授、部長級医師:10万~7万円
  • 肩書無し通常の医師:7万~5万円
  • 非医師コメディカル:5万~3万円
チクチク

他業種セミナーの相場を
見てみましょう!

他業種の講演(セミナー)の相場

セミナーの様子

過去、ビジネスセミナーを主催したのですが、
その際の相場は20万~30万円/2時間でした。
時給換算で10~15万円と教授と同額です。

20~30万という相場は、
ほぼ無名のセミナー講師の相場です。
リーズナブルゾーンでもこれだけ高いんです。

少し有名になると30~50万円。
50万円を超えると著名人がやってきます。
旧大阪府知事の橋本徹氏は過去
90分一律200万円。133万円/hと明言
しています。
そうです…本来の講演相場って
こんなに高いんです。

まとめると

  • スター講師:50万円~/h
  • 著名人講師:25~50万円/h
  • 有名講師:15~25万円/h
  • 無名講師:10~15万円/h

こんな感じです。
疑わしい場合は『セミナー 講演料』で
一度調べてみてください!
ご理解いただけるはずです。

正直かなり違いませんか?
これだけでも
医師の相場が安いと感じますよね。

チクチク

でも医師が講演する
相手は多くが医師です。
医療の専門家に
医療の話をするわけですから
ビジネスマン相手のセミナーより
難易度がむしろ高いです。

医師と他業種の講演料を比較

チクチク

調査した数字を
見やすく表にしてみました!

区分目安(90–120分)準備含む時給換算※備考
医師・教授級10〜15万円1.7〜2.5万円/時準備3h+登壇2h+質疑0.5h想定
医師・准教授7〜10万円1.2〜1.7万円/時
医師・一般5〜7万円0.8〜1.2万円/時
一般ビジネス講師10〜15万円1.7〜2.5万円/時当ブログ調査
有名人・著名講師(代理店掲載相場)30万円〜120万円以上5.5〜21.8万円/時代理店の料金帯(30万未満/30–60万/60–90万/90–120万/120万以上)

※時給換算は「準備3h+登壇2h+質疑0.5h=5.5h」で割った概算。移動時間は含めない。
参考:有名人・著名講師の料金帯は 講演依頼.com「人気講師の講演料はいくら?費用相場と講師一覧」 を参照。

医師の時給

医師の時給

もう一点忘れてはいけないのは医師の時給です。

厚労省によると
全国の診療所の平均受診者数は約40人。
診療報酬単価は5000円/人ぐらいです。
(もちろん科によってバラつきは有ります)


40人を労働時間の8時間で割ると5人。
つまり25,000円/h

これが全国の診療所医師の平均時給です。

しかしながら講演を行う医師は、
教授やオペで高名な医師。
または人気開業医です。

人気開業医は午前中だけで
100人診療していることもあります。

仮に1日100人を診療している
医師の場合は62500円/hです。

大体5分で1人の患者を診療しているペースです。

さらに病院だと手術等も入ってくるので
高くなる傾向があります。

教授なんかは発言一つで
大きなお金が動いたりしますから、
さらに経費がここから引かれます。

つまり人気医師や教授の時給は
5万円/h以上は確実にあるわけです。

講演をするといっても、
スライド作成やデータ整理、
打ち合わせ等でなんだかんだ時間を使います。
トータル3時間で済むとは考えにくいです。
(何度も使いまわしていることも多いですが)

どちらにせよ、
彼らは準備に要する時間分を働けば
15万以上の金額を作れる訳です。
こう考えると割に合わないですよね。

チクチク

変わったことしなくても
稼げるのに
それより安い額で
講演してくれるわけです。

よくある質問

医師の講演料の相場はいくら?

目安は「教授級10〜15万円」「准教授7〜10万円」「一般5〜7万円」。領域・地域・形式で上下します。

オンライン講演でも相場は同じ?

準備工数や質疑対応が同等なら大きくは変わりません。移動がない分、主催側の別費用が減ります。

公開データで個別金額は確認できる?

製薬各社の透明性公開(C項目:講師謝金)で医師名ごとの支払い実績を年1回確認できます。

まとめ

まとめ

教授って今風に言えば
有名インフルエンサーなんです。
医局の治療方針次第では
エリア全域に処方が波及します。
なのに15万円くらいなんです。

チクチク

これは個人の感覚ですが、
一般なら少なくとも
25万以上はもらえるでしょう。

さらに彼らの講演は
基本的には人類の健康に直結する内容です。
当然一般のセミナー同様、
当たりはずれはあるかもしれませんが、
社会貢献に反映されやすい内容を
国家資格を持っている人物が講演するのです。

国家資格持ちのインフルエンサーが
社会の役に立つ内容を無名講師と

同レベルの賃金で講演している…
といえば非常に安くは感じませんか?

チクチク

正直、一般セミナー以下
っていうのはどうなんでしょうか。
安すぎますよね!!!

ドチク子

異常な状態とも言えるので
そのうちどちらか一方が
是正されるかもね!

この相場の出典と注意書き

  • 本記事の「教授15–10万/准教10–7万/一般7–5万」は、製薬会社が毎年度公開するC項目(講師謝金)に基づく市場慣行の目安です。各社の公開は日本製薬工業協会の透明性ガイドラインに準拠します。
  • 実額は領域・地域・会の形式・準備工数(座長/講師/パネル等)で変動します。該当医師名で公開データを確認できます(Yen for Docs)。
  • 税務は源泉徴収対象です。100万円以下は10.21%、超過分は20.42%(式:{A−100万円}×20.42%+102,100円)。請求書で報酬と消費税を区分すれば、報酬部分のみが源泉対象です。
  • 他業種セミナーの講演料は、一般講師で90–120分あたり5–10万円、専門研修で〜30万円、著名人でそれ以上という事例が多いです(市場記事の例を参考)。

参考:製薬協・透明性ガイドライン(C項目:講師謝金)Yen for Docs(公開データ検索)国税庁:原稿料・講演料の源泉徴収セミナー料金相場(例), 講師料相場(例)

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チクチク

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