みなさんこんにちは。
あなたのスマホのお薬妖精チクチクです🧚
今日は、プレゼンに忙殺されている
私がずーっと悩んでいたテーマです。
そして同様に悩む人が
多いテーマではないでしょうか?
プレゼンの時
スクリーンの右と左
どっちに立つのが正解なの?
チクチクという、プレゼンの“立ち位置問題”を、心理学と実務の両方から整理してみます。



え?気にした事ない?
理屈を知ると意外に面白いから
一度この記事を読んでみて!
なぜ「立ち位置」がプレゼンの印象を左右するのか
プレゼンの相談を受けていると、
スライドの内容や話し方は気にするのに、
- どこに立つか
- どこを向いて話すか
といった「立ち位置」は、
意外とノーマークなことが多いです。
アンケートをとっても
結構拮抗してます。
PowerPointなどの
— チクチク@製薬ブログ (@mrnetinfo) November 10, 2025
スライドを使った発表のとき
聴講者からみて
どちら側で発表しますか?
でも、立ち位置ひとつで
変わるものはけっこう多くて、
- どこを見ればいいか分かる(視線の迷い)
- 情報が「スッ」と頭に入ってくるか
- 話し手に「主体感」「コントロール感」があるように見えるか
こういった部分に、
じわじわ効いてきます。
この記事では、
- 結局「右と左どっちがいいの?」
- なぜそう言えるの?(心理学・視線の動き)
- 例外や、現場での“割り切り方”



これらをまとめてます。
特に
- 病院での製品説明会
- 医師、看護師向けの小規模セミナー
- 社内の営業会議や報告会
こんな場面でスライド&口頭で
説明する場面が多い人ほど
立ち位置の差が効いてきます…
結論:日本語プレゼンなら「聴衆から見てスクリーン左側」が基本
先に結論だけ。
左
スクリーンに向かって左です。



これだけ覚えましょう!
日本語や英語のスライドなら、
聴衆から見て“スクリーンの左側”に立つのを基本ポジションにする
というのが、心理学的にも実務的にもいちばん合理的です。
ただし、
- 「100%絶対に左が正解」という意味ではなく
- 「迷ったらまず左に立っておけば間違いにくいデフォルト」
くらいのニュアンスで
覚えておくのがおすすめです。



ここから先は、その理由を紹介していくわよ!
なぜ左側が有利なのか?心理学・視線の動きから解説


日本語プレゼンでは
視線は「左から右」に流れる
日本語や英語のスライドは、基本的に
左 → 右 に読み進める
という前提でデザインされています。
聴衆の視線の動きは、ざっくりこうなります。
- まず「話している人」に視線が行く
- そこから「スライド」に移動する
- スライドを左→右に読み進める
- 読み終わったら、また話者側に戻る


このとき、あなたが
聴衆から見てスクリーンの左側に立っていると、
- 話者(左) → スライド(右)
- スライド(右) → 話者(左)
という、自然な“視線の往復ルートができます。
逆に右側に立ってしまうと、
- 話者(右) → スライド(左)へと
視線が逆走します。


わずかですが「視線の迷い」が増えることを
お分かりいただけるかと思います。。



要はスライドを横断する時に入力される情報が雑音になるのよね
空間的エージェンシー・バイアス
さらに心理学的にも左においた方が
良い影響があることがわかっています。
心理学には、
人は、左側に「主体(動いている側)」
右側に「結果・対象」を置くと理解しやすい
という“空間的エージェンシー・バイアス”
という考え方があります。



空間的エージェンシー・バイアス???
イメージしやすいものでいうなら
マリオです。


スーパーマリオではマリオは必ず
「左から右」へ進んで冒険しますよね?
これが逆(右から左)だと、
「戻っている」「進みづらい」という
違和感を感じませんか?
他にも…
サッカー選手が、ボールを思い切りシュートしている絵
頭の中に浮かびましたか?
その選手は、
画面の左側にいて、
右に向かって蹴っていませんか?
実は、日本や欧米で育った人の多くが、
無意識に「左から右」への動きをイメージします。
(これも文字の読み方と関係しているそうです)



これが「空間的エージェンシー・バイアス」です。
プレゼンに当てはめると、
- あなた:説明している「主体」
- スライド:あなたの話の「結果」「対象」
こういう関係です。
なので、
「主体である自分が左」
「説明対象であるスライドが右」
という配置は、
直感的にも“しっくりくる構図”といえます!
脳の不思議なクセ「シュードネグレクト」
そしてもう一つの根拠が
「シュードネグレクト効果です」
コチラも突然ですが、
簡単な実験にお付き合いください。
下の図の直線
その直線の「ちょうど真ん中」だと思う場所を
指差してみてください。


いかがでしたか?
実際に定規で測ってみると分かるのですが、
実は多くの人が、実際の中心よりも
「わずかに左側」を指差してしまうことが
分かっています。
「真ん中を選んだつもりなのに、左にズレている」。
この不思議な現象を
「シュードネグレクト」と言います
ちなみに何故かというと
空間認識や注意力を司っている右脳
これが原因です。
右脳は身体の左側の空間を
監視する役割が強いため、
私たちは無意識のうちに「左側」に対して、
より強く注意を向けてしまうのです。
なのでプレゼンの際にも
聴衆は無意識に「ステージの左側」に
注意を払いやすい状態になっています。
つまり左に立つことで、
- 自然と注目が集まる: 脳の特性に従っているため、聴衆にとってストレスなく話し手を見ることができます。
- 視線の流れがスムーズ: あなた(左)を見てから、スライド(右)を見るという、自然な視線移動を誘導できます。



こんなメリットが生まれます!
例外パターン:右→左に読む言語や特殊な会場ではどうする?


アラビア語など右→左で読むスライドの場合
これはウルトラレアケースですが、
アラビア語のように
右 → 左 に読む言語のスライド
を扱う場面に立つなら、話は逆になります。
右です。
右に立ってください。
この場合、
- 視線は右からスタートして左へ流れる
- 主体も右側にいる方が自然
なので、
「聴衆から見てスクリーンの右側」に立つ



コチラの方が、視線の流れとして合理的です。
よくある質問(FAQ)
プレゼンでスクリーンの右と左、どっちに立てばいいですか?
日本語・英語スライドなら、基本は聴衆から見てスクリーンの左側です。視線が左から右へ流れるので、「話者→スライド→話者」の往復が自然になります。
スライドの立ち位置って、本当にプレゼンの説得力に影響しますか?
「これだけで売上が2倍」みたいな魔法はありませんが、視線の迷いが減り、話者への“主体感”が高まりやすいので、小さな積み重ねとしては十分バカにできない要素です。
会議室が狭くて左側に立てないときはどうすればいいですか?
無理は不要です。安全・操作性を優先して右側に立ちつつ、
- なるべく客席を向いて話す
- 同じ側の人ばかり見ない
を意識すれば十分です。
英語プレゼンと日本語プレゼンで立ち位置は変えるべきですか?
英語も左→右の言語なので、基本は日本語と同じで「スクリーン左側」でOKです。
動き回るプレゼンと、あまり動かないプレゼン、どちらが印象がいいですか?
目的なくウロウロ」はマイナスです。
ベースはスクリーン左側
セクションの切り替わりなど、意味のあるタイミングでだけ位置を変える
という“メリハリのある動き”が、いちばん印象がよくなります。
営業プレゼンや説明会でも、立ち位置は同じですか?
はい同じです。日本語&英語の場合は会場が許すならば左を採用してください。
まとめ:迷ったら「スクリーン左側」をデフォルトにする
最後に、この記事の内容を3行でまとめます。
- 日本語・英語のプレゼンなら、基本は「聴衆から見てスクリーン左側」
- 視線の流れと「主体は左側に見えやすい」バイアスから、左側が自然
- ただし会場の制約があるときは、安全・操作性・見やすさを優先して、柔軟に
次にプレゼンをするときは、
スライドの中身だけでなく、
「今日はどこに立つか?」
これも、ぜひ一度だけ意識してみてください。
それだけでも、聴衆の“見やすさ”と、
あなたの“話しやすさ”が、少し変わってくるはず…



いかがでした?
意外に面白くありません?
ぜひ拡散して教えてあげてね!
【関連記事】


プレゼンといえば
弁当ですよね?







